うつ病になりかけた時の話
はじめに
僕が、とあるシステム開発会社に所属していた時の話です。
そこの会社で、僕がうつ病になりかけていた、いや、なっていたかもしれない。
その時の状況を書き連ねてみようと思います。
書こうと思ったきっかけは、うつ病ということがどうも話題になることもあり、なりかけた人が発信してみるのもよいかと思った。
周りから見たら、そんなことで?と思うかもしれないけれど、本人とってはかなり大変な事態だ。
うつ病にしてしまう環境をつくらないようにしてほしいと思う。
うつ病になりかけた経緯
とあるシステム開発会社で、数人規模の案件をやっていた。あるとき、リーダークラスの人が急遽抜けてしまった。理由は、うつ病になったからだ。
それで、僕がいろいろと回していかないといけなくなった。模索しながらやっていた。うまくいかないことで正論で上司から怒られる。
自分がうまくいっていないことを自覚していることに対して正論で畳み掛けられることは、こんなにも辛いのだと思った。
相談しても冷たくつっぱねられる日々。次第に相談しなくなる。
誰にも助けを求められず、やらなくちゃいけない、やりきらなきゃいけない。
1人で抱え込み、責任感でなんとかしようとしていた。
これが日々続くと、僕は、歩道橋から落ちれば楽になるかなとか考え始めた。でも、そんなことをしてしまったら、上司はきっと何やってんだかとかって思うかもしれないなとか思い、逃げたくなる気持ちを抑え込んだ。
次第に会社に行きたくなくなり、朝が来なければいいと思うようになった。
逃げ道がなくなり、どうしていいかわからなくなり思考停止した。逃げ道を死に求め始めた。
このあたりで、あっ、鬱なのか?と思い、まずいと思い始めた。
結局、逃げることで復活した。
うつ病になる要因
僕の場合、逃げ道を失ったことが原因だ。
うつ病になった友人との共通点を探ると、
精神的な余裕を作っていたものがなくなり、自分を責めることしかできなくなってしまうときにうつ病になると推察する。
現実を受け入れなくても良かったことで余裕を持っていたり、逃げ道があることで余裕を持っていたりだ。
うつ病は誰もがなる
精神的な余裕を持てなくなったとき、救ってくれる何かがなくなる。そうして、自分を責め続けるとうつ病になる。
だから、誰もがなるものだと思う。
逃げたっていいという気持ち、余裕を持つためにやってることをなくさないようにしてほしい。気持ちを楽にする手立てを自殺に見出さないように。