会社を辞めることにした話

はじめに

実態は入ってみないとわからないという、入社候補者と会社における情報の非対称性を強く感じた会社でした。入社前から今に至るまでこの会社は大丈夫なのかという不安がたまり不信感に変わり、信用できないと認識し始めました。それが、暗澹たる気持ちになり、先行きにとても大きな不安を抱えそんな状態で働けないと思うようになりました。

 

現在の会社に入るまで

ITエンジニアとして働いてきて、何を作るかを定義することが重要だと思い始めていました。

ただ、どういった事業を営んでいる会社でIT活用を企画する立場になればいいのかわからないところもあり、大きく言えばアウトソーシング分野で働き、これだというところが見つかったら転職しようと思い、コンサルティング業界を選択しました。

コンサル業界特化の転職エージェントを利用していて、そこからコンサルティングファームと紹介され、今の会社に入社しました。

 

会社の実態

最初におやと思ったことが、面談組みますと言われ、ここに行ってくださいと言われたときです。プライムという話だったよな、派遣?おや?と思いました。

エージェントから聞いていた話が、コンサルティングファーム、プライム、案件を選べるなど聞いていました。今思えば、エージェントもKPIが設定されているから、聞こえのいい言葉を並べてコンサルティングファームに見せて入社させるように仕向けていたのかな?などと邪推してしまいます。

さて、話がずれましたので、元に戻します。

そのおや?と思ったところから幾度となく会社の闇を垣間見ることが増えていきました。

聞いていた話と違うということが、こうもはっきりと感じるのは初めてでした。

実態は、SES、高単価のポジションに割り当てる、決まればいいけど決まらないと営業に回される、決まったとしてもミスマッチの可能性があるなどです。

プロジェクト離任が決まり、次の案件の面談をいくつもこなしてなかなか決まらない人もいて、営業になった人もいました。

私も月末まで次月からプロジェクトの決まらず、不安を抱えていたことを覚えています。入ったら入ったで評価されないと離任になるという可能性もあり、常に緊張感を持って働いていました。

ただ、平気で1人で案件に入れられることもあり、プロ意識が飛躍的に育ち、仕事を楽しくやれることを実感したので、そういう意味では良かったなと思っています。

 

辞めるに至るまで

ここからは単なる思いの丈をぶつけるだけですが。

やりたい案件を選べないじゃん、なんでだよ。年俸制から月給制に変わった、そして残業抑制開始、毎月これくらい残業時間を削減できましたというメール通知。コストカットですか。

単価のうち粗利をこれくらいにしています。はぁ。

わたしよりもできない人と同じ給与になるのはおかしいと文句。そしたら、バリューを出したら給与アップしましょう。バリューを出すとは、価値を提供ではなく、高い単価を出せたらという意味。

社長が変わったけど一年でいなくなり、その社長は大手に転職。

変わる会社の理念やビジョン。時価総額いくらを目指すなどコロコロ変わる。会社は公器であるという自覚がないのか。

出入りが激しい。入っては辞めるの繰り返しで、人をたくさん採ってそうなのに劇的に増えたいかない。

などなど、会社としてぐちゃぐちゃしてきたし、なんだか何をミッションとして働いていけばいいのかよくわからなくなってきて、給与も上がりづらいし、働いても幸せになれない、ここでは無理だと思うようになりました。

そして、退職を決意。

 

終わりに

会社選びは慎重にいきましょう。